伝統的な日本の文化を大切に継承
KNOWLEDGE
日本で生まれた独自の文化である畳は、時代により少しずつ変化していることにより、現在ではカラー畳や縁なし畳も主流になっています。畳の良さを知っていただくために、確かな技術で高品質なものをご提供していきます。イ草による香りで癒されるだけではなく、消臭効果などもあり、ダニやカビに強い素材を厳選していることで、より快適に過ごせるご提案を行っていきます。
畳の歴史
畳は、世界に類がない日本固有の文化です。畳の原点は古代から存在します。古代の畳は、莚(むしろ)・茣蓙(ござ)・菰(こも)などの薄い敷物の総称であり、使用しないときは畳んで部屋の隅に置いたことから、動詞である「タタム」が名詞化して「タタミ」になったのが畳の語源とされます。
現代の畳に近づくのは平安時代に入ってからであり、厚みが加わるとともに部屋に据え置いて使うようになり、大きさの規格化が進められております。延喜式では、階級により大きさや縁の色が定められています。
平安時代までは板床に敷くクッションの一種のような感覚で使われていましたが、室町時代に入ると、書院造の登場によって部屋全体に畳が敷かれる様式があらわれ、移動されることがなくなった畳はより分厚く重くなり、茶道の拡大に伴い、正座と共に普及していきました。
江戸時代に入ると、畳そのものが重要な建築物の要素として見なされるようになり、城や屋敷の改修工事を司る役職として畳奉行が任命される例も見られました。
イ草の効能
空気清浄効果
現在、私達が生活している環境には煙草、自動車や工場などから排出された有害物質(例えば窒素酸化物や揮発性有機化合物)が存在しています。ところが、イ草製品は空気中の二酸化窒素やホルムアルデヒドを吸収し、空気をきれいにすることが明らかにされています。
イ草は天然の空気清浄器としての機能を持っているのです。
イ草の消臭機能
悪臭の原因となる様々な化学物質を吸着します。特にアンモニアやアミン類などの屎尿関係の臭いは高い吸収率を示します。
トイレにイ草の小物を置いておくとトイレから発生する嫌な悪臭を吸着してくれます。また、汗の臭いに対しても、イ草は高い消臭性能を示します。昔から使われているイ草のネゴザは吸湿、消臭機能をうまく利用した寝具であるといえます。
役立つ畳の豆知識
表替えって何ですか
畳についているゴザを新しいゴザに交換します。
ヘリも新しくなります。畳床はそのままです。
交換目安は新しい畳から5〜7年です。
新畳って何ですか
今ある畳をすべて新品にすることです。ゴザ・畳床がすべて新しくなります。別途古畳処分料をいただきます。
交換目安は10年から15年です。
畳にカビが生えてしまったら
消毒用アルコールを布に染み込ませ拭き取ってから掃除機で吸い取り、風を通して乾燥させます。
畳にダニが発生してしまったら
掃除機で数回吸い取り、風通しを良くします。その後、出来れば畳を上げて除湿器で乾燥させて、今までの湿気の原因を取り除く処理をします。